ファーディのはる

ジュリア・ローリンソン・作、ティファニー・ビーク・絵、木坂涼・訳/理論社/5m50s

●ものがたり

春がやってきた森をこぎつねのファーディーがお散歩。春を満喫してと思ったら、果樹園で白い雪が降っています。

春だと思って出てきたファーディーの友達の森の動物たちに急いで知らせて回りますが…。

●かんそう

鮮やかな色彩で春を表したすてきな絵本。かわいいファーディーや動物たちが森を駆け回ります。 

ファーディのはる

はるのやまはザワザワ

村上康成・作/絵/4m15s

●ものがたり

静かな山に春がきました。目を覚ましたごぐまのグルルはおかあさんと蜂蜜を探しに出かけます。

●かんそう

冬の山は静かでした。春になって耳をすますといろいろな音が聞こえてきます。
きれいな色の動物、植物といろいろな音が春がきたのを知らせてくれる一冊です。

はるのやまはザワザワ

ゆきがやんだあとで…

三木卓・文、M.ミトゥーリチ・絵／福音館書店／5m30m

●ものがたり

ゆきがやんで、夜が明けた。ウサギがダンスをはじめる。ウサギをねらうキツネ。ウサギを助けるカササギ。
逃げたウサギが見たのは？

●かんそう

静かなロシアの雪野原を、ロシアの画家M.ミトゥーリチが描きます。
静かな朝がだんだんにぎやかになっていくお話と絵が楽しい気分にさせてくれます。

ゆきがやんだあとで… (世界傑作絵本シリーズ)

手ぶくろを買いに

新美南吉・作、黒井健・絵／偕成社／12m30s

●ものがたり

雪の降った朝、子ぎつねは初めての雪に大喜び。走ったり、転げたりしてたくさん遊んで帰ってきました。楽しかったけれど、手がとても冷たくなりました。

母ぎつねと子ぎつねは夜を待って、街に子ぎつねの手ぶくろを買いに出かけます。以前に怖い思いをしたことのある母ぎつねは子ぎつねだけ向かわせますが…。

●かんそう

寒い時期にどうしても読みたくて選びました。絵をいろいろな方が描いた本がありますが、黒井さんのかわいい子ぎつねと優しそうなお母さんぎつねが好きです。
少し長いお話でしたが、じっと耳を傾けてくれました。

手ぶくろを買いに (日本の童話名作選)